設立趣意書
Hope Alliance Japan
一般社団法人
趣意書
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Hope Alliance Japan 一般社団法人は、日本を拠点として、市民主体の国際連携を通じ、人間の尊厳を基軸とする共生型社会モデルの実装を、民間として推進する団体です。
一. 設立の原点 ― 未来への希望
2025年8月 変容する国際情勢の只中で開催された「人権フォーラム」において、
世界に向けて発せられた問いがあります。
「人間の尊厳とは何か。」
「国家とは、誰のために存在するのか。」
この問いに向き合う時、私たち人間は生命体として、
ひとつの共通項へ立ち返らなければなりません。
それは、最も弱い立場に置かれた人々の人間の尊厳が守られているかどうかを、
すべての判断の共通基準として、対話をはじめるということです。
文明社会の進歩も、経済モデルの発展も、制度の整備も、
もしそこから取り残される人が存在するならば、
その繁栄は未完成です。
人間の尊厳は、国家や制度が与えるものではありません。
それは、すべての生命に内在する「存在する力」です。
この問いは、決して特定の国家や法制度へ向けられたものではなく、
生きとし生ける私たち人間そのものに向けられた、
根源的な「問い」であると私たちは考えます。
平和とは、
「あらゆるジャンルのエネルギー(食・教育・医療・生活・文化)がすべての生命に届いている状態」であり、そこに“エネルギーのゼロ地点”が存在しない世界です。
すなわち、最も弱い立場にある人のもとにまで、
そのエネルギーが届いているかどうかが、世界の平和を測る物差しとなります。
この新たな設計思想のもと、日本から実装をはじめる。
それが Hope Alliance Japan 設立の出発地点です。
私たちは今、戦争の歴史が過去に生み出した「因縁の鎖」に縛られ続けるのか、
それとも、未来の子どもたちのために「共通の未来」を共に築き生きるのか、という選択を問われています。
二. 海洋国家としての日本 ― 和の循環
日本は古来より「海洋国家」でした。
海洋国家とは、境界を越えて交流し、
所有よりも還流を重んじ、巡り栄える文明です。
そこには、「大切なものを相手に贈る」という文化がありました。
贈られた宝は世代を超えて巡り、やがてもとへ還り、次の未来を照らします。
この還流思想こそ、日本文化の深層に流れるひとつの精神であり、
それは「(巡る)和を以て貴しと為す」という智慧として
日本人の魂の根底に息づいています。
和とは、単なる折り合いではありません。
違いをともに受入れ、ともに高みへ結びなおす智慧です。
現代文明が不安や恐れを背景に利己的な「蓄積」へと傾く中、
私たちは、分かち合いと循環を軸とする「還流の文明」という原理を、
日本から、静かに、しかし確かに立ち上げていきます。
Hope Alliance Japan は、この日本人の魂を、
理念にとどめることなく、事業として再構築していきます。
三. 恩送り ― 与えられたものを未来へ
Hope Alliance Japan が大切にするもうひとつの精神は、
日本の循環の在り方である「恩送り」という哲学です。
恩返しとは、過去受けた恩を忘れることなく今ここへ、返す行為です。
それは尊い営みであり、人と人を結ぶ絆を強め、そこでいちど完結します。
しかし「恩送り」とは、過去受けた恩を今ここで留めることなく、
未来へと贈り出す行為です。
それは往復ではなく、時間を超えて希望を開き続ける循環です。
私たちは、過去の世代から命と文化を受け継ぎ、「今」を生きています。
それを同じ姿で過去へと返すことはできません。
しかし、より良い形へと磨き、未来へ受け渡すことはできるはずです。
この思想は、単なる慈善や支援ではありません。
文明を持続させる循環原理です。
Hope Alliance Japan は、寄付・資金循環・人材育成・国際連帯を通じて、
「恩送り型社会モデル」の実装を目指します。
四. 国家よりも早く― 民間外交の実践
世界は国家単位で動いているように見えます。
しかし歴史を振り返れば、文明の転換点は常に市民から始まっています。
Hope Alliance Japan は、国家の対立軸に与するものではありません。
それは、「どこの国が」ではなく
「誰が」動くのか、という問いへの答えです。
私たちは、国家よりも早く動く、民間組織として
志ある市民の連帯を結集し、
国境を越えた人権・平和・地球益の実装を一歩一歩進めます。
それは対立の外交ではなく、共生の外交です。
五. 創造的同盟で結び合うー地球市民の連帯
Hope Alliance は、特定の国家や利害による結集ではありません。
それは、それぞれの地で生きる人間として
「共通の尊厳」を土台に結ばれる市民たちの連帯です。
「共に生きる」社会は、理念だけでは生まれません。
尊厳を基準とし、新たな仕組みを創り、それを共通の未来として社会へと広げていく実践の積み重ねによって形づくられます。
私たちは、新たな循環の和を目指し、
文化・芸術のもつ連帯の力も活かしながら、
「共に生きる」経済価値を共有可能な経験へと高め、
社会モデルの実装と普及を進めていきます。
文化・芸術は、理念を体験へと変え、
人と人とのあいだに静かな信頼を育む力を宿しています。
Hope Alliance Japanは、共生益(人間の尊厳と人権・平和・地球益)を活動設計の中心に据え、日本を拠点とする仲間たち(市民、若者、教育者、専門家、経営者、企業人)が自律的に集う連帯組織です。

その主な実践として、以下の活動を推進します。 《具体的活動展開の方向性》

Hope Rice Bridge(アジアの「米」を結ぶ)プロジェクト 循環型地域発電と再生型農業・農村復興プロジェクト(民間・研究機関と協働) 国際人道支援事業プロジェクト開発と国際収益事業への参入窓口 経済復興に寄与する日本技術(Hope Seeds)の発掘、調査研究及び促進 Hope Alliance Japan会員に対する情報提供、国際連携及び経済活動支援に 関するサービス提供 Hope Passport(DID)登録の推進 日本から世界へ「10の問い」発信プロジェクト(G7・G20公式マガジンとの連携) 国際協調会議への日本参加推進 人財発掘および育成 文化・芸術・教育を通じた社会啓発活動 共生型経済圏における社会貢献投資モデルの開発と普及 国際ネットワークとの連携による平和・復興支援活動 新たな「共生文化指標(CPI:Coexistence Progress Index)」の研究・提言

六. 三つの価値基準 ― 活動の根幹にあるもの
Hope Alliance Japanは、次の三つの普遍的な価値基準を根幹に据えます。
  1. 未来への希望
「それは、人類、とりわけ未来の子どもたちへの希望となりうるのか?」
2. 自己との約束
「それは、あなたが生まれてきた『自分との約束』に適っていることか?」
3. 人としての徳
「それは、お天道さまの照らす道であるのか?」
共に、はじめの一歩を踏み出しましょう。新しい世界をひらくために!
2026年4月1日
Hope Alliance Japan 一般社団法人
代表理事 中澤 弘幸
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